2024年4月4日
【幼児編】週案の立て方・ポイントをわかりやすく紹介
この記事では前回に続き週案の作成ポイントをご紹介します!
今回は幼児編について解説していきます。
乳児編も公開中となるので、まだ読んでない方はぜひ読んでみて下さい。
≪週案作成のポイント≫
① 園の保育方針に添った内容にしましょう
子どもたちの成長を長期的に考えるためには自分がやりたいことだけでは保育につながりが持てなくなります。
卒園まで長期的に子どもたちの成長を考えられるよう、園の保育方針をしっかり理解することが大切です。
② 週案を立てる時には月案を確認しましょう
月案のねらいを再度確認し、週案のねらいに落としこみましょう。
月のねらいを確認し達成できるよう4週間のねらいを見通しをもって立てましょう。
③ 先週の子どもの姿を振り返りましょう
ねらいに添うことも大切ですが子どもの姿とずれてしまっていては子どもたちに無理をさせてしまいます。
子どもの発達や興味関心がどこにあるのか把握し作成しましょう。
④ ペアの先生と共通理解をしましょう
交代制で週案を立てることが多いと思いますが、あくまで内容は話し合い決めましょう。
各自が好きなことをするのではなく子どもの姿に合わせてより子どもたちが楽しめる週案を協力して立てましょう。
【週案に必要な内容】
① ねらい
月案で立てたねらいに添って先週を振り返り一週間のねらいを立てましょう。
子どもの今の姿を捉えて考えることが大切です。
② 活動
保育士さんが一番悩むのが日々の活動です。ついついマンネリ化してしまいますね。
子どもたちは日々成長します。より楽しめる活動につなげられるようこどもたちの興味関心があることを見逃さず活動に取り入れていきましょう。
ねらいを達成できる活動を意識しましょう。
③ 子どもの姿
同じ活動でもひとりひとりこどもの姿は違います。
成長や興味関心によっても違いますので想定できるこどもの姿をすべて書き出しましょう。
④ 保育者の援助
活動を実行する中で保育士がする援助、役割それに対する注意点などを書き出しましょう。
≪月齢別 週案の書き方とポイント≫
【3歳児】
3歳児になると生活に必要な食事や排せつなど自分で行えるようになります。
社会性を養うことを活動内容にいれていくとよいでしょう。
『ねらい』
・基本的な生活リズムを身につける
・友達と関わることで簡単なルールなどを理解する
・食事や排せつ、遊びをを通して自分の意思を伝えられるようにする
『活動』
・友達と関わる簡単なルールがあるゲーム遊びを取り入れる
・好きなことを見つけ集中できる机上遊びを活動に入れる
『子どもの姿』
・遊びに集中するあまり、排せつを失敗してしまい泣く子どもがいる
・活動の切り替えがうまくできない子どもがいる
・友達の存在を認め自ら関わろうとする子どもがいる
『保育者の援助』
・排せつに声かけが必要な子どもを把握し促す
・友達との関わりを大切にし、見守る
・全員が楽しめるようルールを伝え、理解が難しい子どものはさりげなくサポートする
【4歳児】
4歳児になりと想像力も広がりストーリーを考えたり季節や行事に興味を持てるようになります。
主体的に行事に参加できるよう活動に取り入れていけるとよいでしょう。
『ねらい』
・廃材や自然のものを使って製作活動を楽しむ
・行事を通して友達と協力する楽しさを感じる
『活動』
・想像力を働かせ製作できる活動を取り入れる
・楽器、運動、歌、ダンスなど友達と一緒に取り組める活動をする
『子どもの姿』
・想像して集中して何かを製作する子どもがいる
・ダンスなど身体を動かすことが苦手で取り組もうとしない子どもがいる
『保育者の援助』
・子どもが手に取れる場所に様々な材料を準備する
・友達と協力して楽しめるよう成長に合った活動を取り入れ達成できた喜びを感じられる
ように見守る
【5歳児】
5歳児になると自分の意思を伝えながら友達の思いを理解するなど関わりが複雑になります。
就学前で保護者との関わりも増え、小学校入学に向けての取り組みも盛り込んだ1年になります。
『ねらい』
・生活、遊びを通して周囲の人との会話や関わることを楽しむ
・文字や数字に興味を持ち理解できた喜びを感じる
・就学に向けて小学校に興味、期待感を持つ
『活動』
・友達と協力して何かをやり遂げ達成感を感じられる活動と取り入れる
・遊びの中に文字や数字を取り入れた活動をする
・小学校との連携をとった活動を考える
『子どもの姿』
・納得いかず友達とぶつかることもあるが話し合って協力する姿がある
・ひらがなを楽しんで書く子がいる
・友達と別れに涙を流すこどもがいる
『保育者の援助』
・意見をなかなか言えない子も自己主張ができる遊びを取り入れ伝える喜びが感じられる
ようサポートする
・全員が就学に向けて期待が持てるよう、個々に関わりを持つことを意識する
前回・今回と週案の書き方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
これからも保育士のみなさんにとって日々の業務に役立つ情報をお届けできたら嬉しいです。
次回のコラムもお楽しみに!
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