年度の終わりの３月から４月にかけて年間指導計画を作成します。

次年度のクラス運営をイメージして、一緒に保育をする先生と打ち合わせしながら

子どもたちが楽しむ姿を想像し楽しんで作成できたら良いですね。

このコラムでは下記の３つのポイントついてお伝えしていきます。

【ポイント】

①年間指導計画を立てる前に準備しておくこと

➁年間指導計画の作成の仕方

③例文『０歳児１期の指導計画』

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『年間指導計画を立てる前に準備をしておくこと』

◇今の子どもの姿をきちんと把握しましょう。現担任と情報を共有したり児童票を確認しましょう。

◇一緒に組む先生と情報を共有し、方向性を決めましょう。

◇発達過程を知り１年の発達を見据えて計画を立てましょう。

『年間指導計画の作成の仕方』

◇年間目標

生活面、遊びの面を通した１年間を目標を立てましょう。

◇こどもの姿

現在のこどもの姿を記入し興味・関心がどこにあるか今までの経験などを踏まえて記入しましょう。

◇ねらい

０歳から５歳まで月齢にあった発達段階を意識しつつ、こんな姿に育ってほしいと思うねらいを決めましょう。

◇内容

ねらいを達成するために子どもたちが経験ができるより具体的な内容を記入する

◇環境構成・保育者の援助

物的環境、人的環境など子どもたちが主体的に活動できる環境構成を考え記入しましょう。保育者の必要な援助も子どもにとっては大切な人的環境です。

◇評価・反省

ここが一番大切です。

自らの保育を評価し、次に活かして専門性の向上、スキルアップに繋げましょう。

ここからは０歳児１期の例文を紹介します。

皆さんの子どもたちと重なることがあったら参考にしてくださいね。

『０歳児１期の指導計画』

〈ねらい〉

・新しい環境、保育者に慣れ安心して過ごす

・個々のリズムに合わせながら体調管理に気を配り愛着関係を築く

・ひとりひとりのペースに合わせて遊び・睡眠・食事が摂れるよう配慮する

〈内容〉

●養護

　保育者が気持ちを受け止めることで安心感を感じる

　落ち着いた雰囲気の中で食事に意欲を見せる

　生理的欲求が満たされ気持ちよく過ごす

●教育

　声かけに喃語を発しようとする

　保育者の動きを見て真似するなど興味を示す

　つたい歩き、つかまり立ちなど身体を動かし楽しむ

〈環境構成・保育者の援助〉

・特定の保育者が関わることで愛着関係を築く

・安全に動ける環境を整え興味が持てる玩具を揃える

・おむつ替えでは「すっきりしたね」「気持ちよくなったね」と声をかけ心地良さを感じられるようにする

〈評価・反省〉

・３か月ごとに立てた目標に対して達成できたこと、より工夫が必要だったこと、

　次に活かしていけそうなことなど、一緒に保育をしている先生と話し合い振り返りをしましょう。

いかがでしたか？

次回は月案の作成についてお伝えしていきます！